error_log

(PHP 3, PHP 4, PHP 5)

error_log -- エラーメッセージを送信する

説明

bool error_log ( string message [, int message_type [, string destination [, string extra_headers]]] )

エラーメッセージを Web サーバのエラーログ、 TCP ポート、あるいはファイルに送ります。

パラメータ

message

ログに記録されるエラーメッセージ。

message_type

メッセージをどこに送るのかを指定します。以下の中から指定できます。

表 1. error_log() ログタイプ

0 message は、オペレーティング・システム のシステムログのメカニズムまたはファイルのいずれかを使って PHP のシステム・ロガーに送られます。どちらが使われるかは、 設定ディレクティブ error_log の内容により決定されます。これはデフォルトのオプションです。
1 message は、destination パラメータで指定されたアドレスに、電子メール により送られます。このメッセージタイプの場合にのみ、 4 番目のパラメータである extra_headers が使われます。
2 message は、PHP のデバッグ用接続を 通して送られます。このオプションは、 リモートデバッグが有効になっている場合のみ使用できます。 このケースでは、destination パラメータにより、 デバッグ情報を受け取るソケットのホスト名または IP アドレス、 およびオプションでポート番号を指定します。このオプションは PHP 3 でのみ有効です。
3 messagedestination で指定されたファイルに追加されます。 明示的に指定しない限り、message の 最後には改行文字は追加されません。

destination

メッセージの送信先。その設定は、上で説明している message_type パラメータの値によります。

extra_headers

追加のヘッダ。message_type パラメータが 1 に設定される場合に利用されます。 このメッセージタイプは、mail() と同様に 内部関数を利用します。

返り値

成功した場合に TRUE を、失敗した場合に FALSE を返します。

例 1. error_log() の例

<?php
// データベースに接続できない場合、
// サーバログを通してエラーを通知する。
if (!Ora_Logon($username, $password)) {
    
error_log("オラクルのデータベースが使用できません!", 0);
}

// FOO に失敗したら、管理者に email で通知する
if (!($foo = allocate_new_foo())) {
    
error_log("大変です。FOO に失敗しました!", 1,
               
"operator@example.com");
}

// これ以外の error_log() のコール方法:
error_log("大変だ!", 2, "127.0.0.1:7000");
error_log("大変だ!", 2, "loghost");
error_log("大変だ!", 3, "/var/tmp/my-errors.log");
?>