mysql_affected_rows
(PHP 3, PHP 4, PHP 5)
mysql_affected_rows -- 一番最近の操作で変更された行の数を得る
説明
int
mysql_affected_rows ( [resource link_identifier] )
link_identifier
と関連付けられた直近の
INSERT、UPDATE、REPLACE、DELETE クエリによって変更された行の数を取得します。
パラメータ
link_identifier
MySQL 接続。
指定されない場合、mysql_connect() により直近にオープンされたリンクが
指定されたと仮定されます。そのようなリンクがない場合、引数を指定せずに
mysql_connect() がコールした時と同様にリンクを確立します。
リンクが見付からない、または、確立できない場合、
E_WARNING レベルの警告が生成されます。
返り値
成功した場合に変更された行の数を、直近のクエリが失敗した場合に
-1 を返します。
直近のクエリが WHERE 句を含まない DELETE だった場合、テーブルから
すべてのレコードが削除されますが、MySQL 4.1.2 以前のバージョンでは
この関数はゼロを返します。
UPDATE を使用する場合、MySQL では新旧の値が同じときには更新処理を行いません。
このことから、必ずしも mysql_affected_rows() の返す値が
マッチする行の数と一致するとは限りません。返す値は実際に更新処理が行われた
行の数です。
REPLACE ステートメントは、まず最初に同じ主キーのレコードを削除した後に
新しいレコードを挿入します。この関数は、削除された行の数と
挿入された行の数を足したものを返します。
例
例 1. mysql_affected_rows() の例
<?php $link = mysql_connect('localhost', 'mysql_user', 'mysql_password'); if (!$link) { die('Could not connect: ' . mysql_error()); } mysql_select_db('mydb');
/* これは、削除されたレコードの正しい数をかえずはず */ mysql_query('DELETE FROM mytable WHERE id < 10'); printf("Records deleted: %d\n", mysql_affected_rows());
/* 決して真にはならない where 条件なので、結果は 0 となるはず */ mysql_query('DELETE FROM mytable WHERE 0'); printf("Records deleted: %d\n", mysql_affected_rows()); ?>
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上の例の出力は、たとえば
以下のようになります。 Records deleted: 10
Records deleted: 0 |
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例 2. トランザクションを利用した mysql_affected_rows() の例
<?php $link = mysql_connect('localhost', 'mysql_user', 'mysql_password'); if (!$link) { die('Could not connect: ' . mysql_error()); } mysql_select_db('mydb');
/* レコードの更新 */ mysql_query("UPDATE mytable SET used=1 WHERE id < 10"); printf ("Updated records: %d\n", mysql_affected_rows()); mysql_query("COMMIT"); ?>
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上の例の出力は、たとえば
以下のようになります。 |
注意
トランザクション:
トランザクションを使用する場合には、コミット後ではなく
INSERT, UPDATE, DELETE クエリの後に
mysql_affected_rows() をコールする必要があります。