mysql_fetch_array

(PHP 3, PHP 4, PHP 5)

mysql_fetch_array -- 連想配列、添字配列、またはその両方として結果の行を取得する

説明

array mysql_fetch_array ( resource result [, int result_type] )

取得した行に対応する配列を返し、内部のデータポインタを前に進めます。

パラメータ

result

評価された結果 リソース。 この結果は、mysql_query() のコールにより得られたものです。

result_type

取得する配列の形式です。以下の定数値をとります。: MYSQL_ASSOC, MYSQL_NUM, そしてデフォルト値である MYSQL_BOTH

返り値

取得した行をあらわす文字列の配列を返します。もし行が存在しない場合は FALSE を返します。返される配列の形式は、result_type がどのように指定されているかによります。MYSQL_BOTH(デフォルト) を利用すると、連想添字と数値添字を共に持つ配列を取得します。 MYSQL_ASSOC を利用すると( mysql_fetch_assoc() の動作と同様に)連想添字のみが取得され、 MYSQL_NUM を利用すると (mysql_fetch_row() の動作と同様に)数値添字のみが 取得されます。

結果の中で同じフィールド名のカラムが 2 つ以上ある場合、 最後のカラムが優先されます。 同名の他のカラムにアクセスするには、そのカラムの数値インデックスを 使うかまたはカラムの別名を定義する必要があります。 カラムの別名を定義した場合は、本来の列名でそのカラムにアクセスすることは できません。

例 1. 重複した列名に対して別名を定義する問い合わせ

SELECT table1.field AS foo, table2.field AS bar FROM table1, table2

例 2. mysql_fetch_array()MYSQL_NUM とともに利用する

<?php
mysql_connect
("localhost", "mysql_user", "mysql_password") or
    die(
"Could not connect: " . mysql_error());
mysql_select_db("mydb");

$result = mysql_query("SELECT id, name FROM mytable");

while (
$row = mysql_fetch_array($result, MYSQL_NUM)) {
    
printf("ID: %s  Name: %s", $row[0], $row[1]);
}

mysql_free_result($result);
?>

例 3. mysql_fetch_array()MYSQL_ASSOC とともに利用する

<?php
mysql_connect
("localhost", "mysql_user", "mysql_password") or
    die(
"Could not connect: " . mysql_error());
mysql_select_db("mydb");

$result = mysql_query("SELECT id, name FROM mytable");

while (
$row = mysql_fetch_array($result, MYSQL_ASSOC)) {
    
printf("ID: %s  Name: %s", $row["id"], $row["name"]);
}

mysql_free_result($result);
?>

例 4. mysql_fetch_array()MYSQL_BOTH とともに利用する

<?php
mysql_connect
("localhost", "mysql_user", "mysql_password") or
    die(
"Could not connect: " . mysql_error());
mysql_select_db("mydb");

$result = mysql_query("SELECT id, name FROM mytable");

while (
$row = mysql_fetch_array($result, MYSQL_BOTH)) {
    
printf ("ID: %s  Name: %s", $row[0], $row["name"]);
}

mysql_free_result($result);
?>

注意

パフォーマンス: 特筆すべき点として、mysql_fetch_array() が 著しい付加価値があるにもかかわらず、 mysql_fetch_row()より それほど遅くはないということが言えます。

注意: この関数により返されるフィー ルド名は 大文字小文字を区別 します。

注意: この関数は、 NULL フィールドに PHPの NULL 値を設定します。

参考

mysql_fetch_row()
mysql_fetch_assoc()
mysql_data_seek()
mysql_query()