mysqli_thread_id

(PHP 5)

mysqli_thread_id

(no version information, might be only in CVS)

mysqli->thread_id -- 現在の接続のスレッド ID を返す

説明

手続き型:

int mysqli_thread_id ( mysqli link )

オブジェクト指向型(プロパティ):

class mysqli {

int thread_id

}

mysqli_thread_id() 関数は、現在の接続の スレッド ID を返します。この ID を使用すると、mysqli_kill() 関数でセッションを切断することが可能です。接続が切断し mysqli_ping() で再接続した場合は、スレッド ID は別のものになります。そのため、必要になったそのときにスレッド ID を取得するべきです。

注意: スレッド ID は接続単位で割り当てられます。そのため、もし いったん切断した接続が再度確立された場合、新しいスレッド ID が割り当てられます。

実行中のクエリを停止するには、SQL コマンド KILL QUERY processid を使用します。

パラメータ

link

手続き型のみ: mysqli_connect() あるいは mysqli_init() が返すリンク ID。

返り値

現在の接続のスレッド ID を返します。

例 1. オブジェクト指向型

<?php
$mysqli
= new mysqli("localhost", "my_user", "my_password", "world");

/* 接続状況をチェックします */
if (mysqli_connect_errno()) {
    
printf("Connect failed: %s\n", mysqli_connect_error());
    exit();
}

/* スレッド ID を取得します */
$thread_id = $mysqli->thread_id;

/* 接続を切断します */
$mysqli->kill($thread_id);

/* これはエラーとなります */
if (!$mysqli->query("CREATE TABLE myCity LIKE City")) {
    
printf("Error: %s\n", $mysqli->error);
    exit;
}

/* 接続を閉じます */
$mysqli->close();
?>

例 2. 手続き型

<?php
$link
= mysqli_connect("localhost", "my_user", "my_password", "world");

/* 接続状況をチェックします */
if (mysqli_connect_errno()) {
    
printf("Connect failed: %s\n", mysqli_connect_error());
    exit();
}

/* スレッド ID を取得します */
$thread_id = mysqli_thread_id($link);

/* 接続を切断します */
mysqli_kill($link, $thread_id);

/* これはエラーとなります */
if (!mysqli_query($link, "CREATE TABLE myCity LIKE City")) {
    
printf("Error: %s\n", mysqli_error($link));
    exit;
}

/* 接続を閉じます */
mysqli_close($link);
?>

上の例の出力は以下となります。

Error: MySQL server has gone away

参考

mysqli_kill()