現在の PHP の状態に関する、多くの情報を出力します。出力される情報には、 PHP コンパイルオプションと拡張機能、PHP のバージョン、 サーバ情報と環境(モジュールとしてコンパイルされた場合)、 PHP の環境、OS バージョン情報、パス、構成オプションのマスター およびローカルの値、HTTP ヘッダ、PHP License などがあります。
システムの設定はそれぞれ違うため、実行時設定 や 利用できる 定義済みの変数 を調べるために phpinfo() がよく使われます。
また、phpinfo() には EGPCS (Environment, GET, POST, Cookie, Server) の情報が含まれているため、デバッグツールとしても便利です。
what
以下にあるconstantsビット値をひとつまたは
複数個を加算して、オプションのwhat
引数に
渡すことによって出力をカスタマイズできます。
それぞれの定数やビット値をor演算子
で結んで渡すこともできます。
表 1. phpinfo() のオプション
名前(定数) | 値 | 説明 |
---|---|---|
INFO_GENERAL | 1 | configure オプション、php.ini の場所、ビルド日時、 Web サーバ、オペレーティングシステム等。 |
INFO_CREDITS | 2 | PHP クレジット。phpcredits() も参照ください。 |
INFO_CONFIGURATION | 4 | ローカルおよびマスタの、現在の PHP ディレクティブの値。 ini_get() も参照ください。 |
INFO_MODULES | 8 | ロードされているモジュールと、それぞれの設定。 get_loaded_extensions() も参照ください。 |
INFO_ENVIRONMENT | 16 |
$_ENV で取得できる環境変数の情報。
|
INFO_VARIABLES | 32 | EGPCS(環境変数・GET・POST・クッキー・サーバ変数)から すべての 定義済みの変数を表示します。 |
INFO_LICENSE | 64 | PHP ライセンス情報。ライセンス FAQ も参照ください。 |
INFO_ALL | -1 | 上記のすべてを表示します。これがデフォルトです。 |
注意: expose_php が off の場合、一部の情報は表示されません。 これにはPHPとZendのロゴ、そしてクレジットが含まれます。
注意: CLI モードを利用している場合、phpinfo() は HTML ではなくプレーンテキストで結果を出力します。