popen

(PHP 3, PHP 4, PHP 5)

popen -- プロセスへのファイルポインタをオープンする

説明

resource popen ( string command, string mode )

command で与えられたコマンドを fork() して実行し、そのプロセスへのパイプをオープンします。

fopen() により返されたファイルポインタと同様のものを返しますが、 それは(読み書きのいずれか一方でのみ使われる)片方向ストリームであり、 pclose() によりクローズされなければならないところが異なります。 このポインタは、fgets()fgetss() および fwrite() のいずれかで使うことができます。

エラーが起こった場合 FALSE を返します。

注意: 双方向(two-way)のサポートを求めているのなら、 proc_open() を使用してください。

例 1. popen() の例

<?php
$handle
= popen("/bin/ls", "r");
?>

実行すべきコマンドが見つからない場合には、正常なリソースが返されます。 おかしなことと思われるかもしれませんが、これには意味があります。 これによってシェルから返されたエラーメッセージにアクセスすることができるのです。

<?php
error_reporting
(E_ALL);

/* リダイレクトにより、標準エラー出力を取得します */
$handle = popen('/path/to/spooge 2>&1', 'r');
echo
"'$handle'; " . gettype($handle) . "\n";
$read = fread($handle, 2096);
echo
$read;
pclose($handle);
?>

注意: セーフモード が有効な場合、 safe_mode_exec_dirの中にある実行プログラムのみ実行可能です。 実際的な理由により、現在、実行プログラムへのパスに ..を 含めることはできません。

警告

セーフモードが有効な場合、コマンド文字列は escapeshellcmd() でエスケープされます。 つまり、echo y | echo x は、echo y \| echo x となります。

pclose()fopen() および proc_open() も参照ください。