返される連想配列の要素は次のようになります。
表 1. ユーザ情報配列
要素 | 説明 |
---|---|
name | 要素 name はユーザ名を有しています。これは、通常、 実際の完全な名前ではなく16文字未満のユーザの"ハンドル名"となります。 |
passwd | 要素passwd には暗号化されたユーザのパスワードが含まれます。 シャドウパスワードを使用しているシステムでは、アスタリスクが代わりに 返されます。 |
uid |
ユーザID。これは、この関数をコールする際に使用するパラメータ
uid と同じとなり、このため冗長になります。
|
gid | ユーザのグループID。 実際のグループ名を調べたりそのグループのメンバーの一覧を 得るには関数posix_getgrgid()を使用してください。 |
gecos | GECOS は旧式の項であり、Honeywell バッチ処理プログラムの finger 情報フィールドを参照します。 しかし、このフィールドはまだ生きており、その内容はPOSIXで 規定されています。 このフィールドには、カンマで区切られた ユーザのフルネーム、オフィスの電話番号、家の電話番号に関する リストが含まれています。多くのシステムでは、ユーザのフルネーム のみが利用可能です。 |
dir | この要素には、ユーザのホームディレクトリへの絶対パスが含まれています。 |
shell | shell 要素には、ユーザのデフォルトシェルの実行ファイルへの絶対パスが 含まれています。 |