リモートの SSH サーバと接続を確立し、成功時にリソースを返します。 失敗時は FALSE を返します。
methods
は以下に示された4つのパラメータを持つ連想配列です。
表 1. methods
は以下のパラメータのいくつかあるいは全てを含む連想配列
インデックス | 意味 | サポートする値* |
---|---|---|
kex | 通知する鍵交換メソッドのリスト。優先する順にカンマ区切りにする。 | diffie-hellman-group1-sha1, diffie-hellman-group14-sha1, diffie-hellman-group-exchange-sha1 |
hostkey | 通知するホスト鍵メソッドのリスト。優先する順にカンマ区切りにする。 | ssh-rsa, ssh-dss |
client_to_server | クライアントからサーバに送信されるメッセージのために優先する暗号化、 圧縮、メッセージ認証コード (MAC) メソッドを含む連想配列。 | |
server_to_client | サーバからクライアントに送信されるメッセージのために優先する暗号化、 圧縮、メッセージ認証コード (MAC) メソッドを含む連想配列。 |
* - サポートする値は、 構成するライブラリによってサポートされているメソッドに依存します。 追加情報については libssh2 ドキュメントを参照ください。
表 2.
client_to_server
と
server_to_client
は以下のパラメータのいくつかあるいは全てを含む連想配列
インデックス | 意味 | サポートする値* |
---|---|---|
crypt | 通知する暗号化メソッドのリスト。 優先する順にカンマ区切りにする。 | rijndael-cbc@lysator.liu.se, aes256-cbc, aes192-cbc, aes128-cbc, 3des-cbc, blowfish-cbc, cast128-cbc, arcfour, and none** |
comp | 通知する圧縮メソッドのリスト。 優先する順にカンマ区切りにする。 | zlib や none |
mac | 通知する MAC メソッドのリスト。 優先する順にカンマ区切りにする。 | hmac-sha1, hmac-sha1-96, hmac-ripemd160, hmac-ripemd160@openssh.com, none** |
暗号化、MAC メソッドの "none": セキュリティ上の問題で、none は ビルド時に適切な ./configure オプションを使用して明示的に有効にしない限り、構成している libssh2 によって無効にされます。 詳細は構成するライブラリのドキュメントを参照ください。
表 3. callbackss
は以下のパラメータのいくつかあるいは全てを含む連想配列
インデックス | 意味 | プロトタイプ |
---|---|---|
ignore | SSH2_MSG_IGNORE パケットを受信したときにコールする関数名 | void ignore_cb($message) |
debug | SSH2_MSG_DEBUG パケットを受信したときにコールする関数名 | void debug_cb($message, $language, $always_display) |
macerror | パケットを受信したがメッセージ認証コードに失敗した場合にコールされる 関数名。もしコールバックが TRUE を返す場合、不整合は無視されます。 そうでない場合、接続は終了します。 | bool macerror_cb($packet) |
disconnect | SSH2_MSG_DISCONNECT パケットを受信したときにコールする関数名 | void disconnect_cb($reason, $message, $language) |
一度接続すると、クライアントは ssh2_fingerprint() を使用してサーバのホスト鍵を検証し、 パスワードもしくは公開鍵を使用して認証します。
ssh2_fingerprint(), ssh2_auth_none(), ssh2_auth_password(), ssh2_auth_pubkey_file() も参照ください。