エラーの出力

内部関数からエラーを出力するには、php3_error() を コールする必要があります。この関数は、少なくとも 2 つの引数をとります。 1 番目の引数はエラーのレベル、2 番目の引数はエラーメッセージの (通常の printf() と同じ形式の)フォーマット文字列、 以降の引数はフォーマット文字列で使用するパラメータです。 エラーレベルは次のようになります。

E_NOTICE

デフォルトで通知(NOTICE)は表示されません。 これは、スクリプト実行時に何かエラーが発生したが、 通常のスクリプト実行を継続できることを示します。 例えば、値が設定されていない変数にアクセスしようとした場合や、 存在しないファイルについて stat() をコールした場合 です。

E_WARNING

警告(WARNING) はデフォルトで出力されますがスクリプトの実行を 中断しません。 このエラーは、コール前にスクリプトにより取り除いておくべき 問題があることを示します。 例えば、無効な正規表現でereg()をコールした場合です。

E_ERROR

エラーもデフォルトで出力されます。 関数からリターンした後、スクリプトの実行は中止されます。 このエラーは、メモリ確保に関する問題等の回復不可能なエラーが 発生したことを示します。

E_PARSE

パーサエラーは、パーサにより生成されます。ここで表示されるコードは、 あくまでも補完的なものです。

E_CORE_ERROR

PHP のコアにより生成される点を除いて、E_ERROR と同じです。 関数は、このタイプのエラーを生成しません。

E_CORE_WARNING

PHP のコアにより生成される点を除いて、E_WARNING と同じです。 関数は、このタイプのエラーを生成しません。

E_COMPILE_ERROR

E_ERRORに似ていますが、Zendスクリプトエンジンにより生成されたもの であるというところが異なります。関数は、この型のエラーを生成しません。

E_COMPILE_WARNING

E_WARNINGに似ていますが、Zendスクリプトエンジンにより生成されたもの であるというところが異なります。関数は、この型のエラーを生成しません。

E_USER_ERROR

E_ERRORに似ていますが、PHP関数trigger_error() を使用することによりPHPコード内で生成されたものであるというところが 異なります。関数はこの型のエラーを生成しません。

E_USER_WARNING

E_WARNINGに似ていますが、PHP関数trigger_error() を使用することによりPHPコード内で生成されたものであるというところが 異なります。関数はこの型のエラーを生成しません。

E_USER_NOTICE

E_NOTICEに似ていますが、PHP関数trigger_error() を使用することによりPHPコード内で生成されたものであるというところが 異なります。関数はこの型のエラーを生成しません。

E_ALL

上記の全て。このエラーレポートレベルを使うと 全てのタイプのエラーが生成されます。