このモジュールの関数は CCVS API へのインターフェースであり、PHP スクリプトから CCVS を直接利用可能にするものです。CCVS は、 RedHat による、クレジットカード 処理用の「仲介人」ソリューションです。これにより、*nix マシンと モデムによりクレジットカード情報センターに直接アクセスすることが 可能になります。PHP の CCVS モジュールを使用すれば、 PHP スクリプトにより CCVS を用いて直接クレジットカードの処理が 可能になります。以下のリファレンスに処理の概要を示します。
注意: CCVS の開発は Red Hat により中断され、開発やサポートが継続される 予定はありません。代替品を探している場合は、 Main Street Softworks の MCVE を検討してください。 これは、設計が似ており、PHP のサポートが文書でうたわれています!
この拡張モジュールは PHP 4.3.0 以降では PHP から削除されており、 使用できません。もしクレジットカードの処理機能を使用したい場合は、 かわりに MCVE が使用可能です。
PHP で CCVS サポートを有効にするには、まず CCVS をインストールした
ディレクトリを調べてください。続いて、オプション --with-ccvs
を付けて PHP の configure
を実行する必要があります。CCVS のインストールパスを指定せずに
このオプションを使用した場合、PHP はデフォルトの CCVS インストール位置
(/usr/local/ccvs) を探します。CCVS が標準以外の
場所にある場合、--with-ccvs=[DIR]
を付けて configure を実行してください。ただし、DIR は CCVS の
インストールパスです。CCVS のサポートは、DIR/lib および DIR/include
が存在していること・include ディレクトリに cv_api.h
があること・lib ディレクトリに libccvs.a が
あることを前提としていることに注意してください。
また、PHP スクリプトが使用する設定で ccvsd プロセスを実行しておく 必要があります。CCVS がインストールされたのと同じユーザで PHP プロセスが 実行されているかを確認する必要があります (例えば、ユーザ 'ccvs' で CCVS をインストールした場合には、PHP プロセスのユーザも同様に 'ccvs' として実行する必要があります)。
RedHat は CCVS のサポートを終了しています。しかし、やや古めですが 現在でも有用な文書を http://www.redhat.com/docs/manuals/ccvs/ から入手可能です。