LII. Net_Gopher

導入

gopher プロトコルは RFC 1436 で定義されており、現在の HTTP プロトコルの先祖にあたるものと みなされています。しかし gopher は、非 gopher リソースへの 参照機能も提供しており、telnet・wais・nntp そしてもちろん http についても参照可能です。この拡張モジュールは PHP の URL ラッパに gopher の サポートを追加し、gopher フォーマットのディレクトリ一覧を表示する ヘルパ関数 gopher_parsedir() を提供します。

インストール手順

前提条件: PHP 4.3.0 以降が必要です。

この PECL 拡張モジュールをインストールする方法は、 マニュアルの PECL 拡張モジュールのインストール という章にあります。 新規リリース・ダウンロード・ソースファイル・管理者情報・CHANGELOG といった関連する情報については、次の場所にあります。 http://pecl.php.net/package/net_gopher

実行時設定

設定ディレクティブは定義されていません。

リソース型

リソース型は定義されていません。

定義済み定数

以下の定数が定義されています。 この関数の拡張モジュールが PHP 組み込みでコンパイルされているか、 実行時に動的にロードされている場合のみ使用可能です。

表 1. Net_Gopher 定数

定数説明
GOPHER_DOCUMENT0標準的な text/plain ドキュメント。
GOPHER_DIRECTORY1gopher フォーマットのディレクトリ一覧を含むリソース。
GOPHER_BINHEX4BinHex エンコードされたバイナリファイル。
GOPHER_DOSBINARY5DOS フォーマットのバイナリアーカイブ。
GOPHER_UUENCODED6UUEncode されたファイル。
GOPHER_BINARY9一般的なバイナリファイル。
GOPHER_INFO255情報エントリ。
GOPHER_HTTP254HTTP リソースへの参照。
GOPHER_UNKNOWN-1 特定のカテゴリにあてはまらないエントリ。

<?php
readfile
("gopher://gopher.example.com/somedocument");
?>

目次
gopher_parsedir -- gopher フォーマットのディレクトリエントリを連想配列に変換する