CXVI. Ovrimos SQL 関数

導入

Ovrimos SQL サーバはクライアント/サーバ形式で トランザクション機能を持つ RDBMS で、Web に対応しており 高速なトランザクション処理が可能です。

注意: この拡張モジュールは PECL レポジトリに移動 されており、以下のバージョン以降 PHP にバンドルされなくなっています。 PHP 4.4.5 および PHP 5.1.0。

注意: この拡張モジュールは Windows 環境では利用できません。

要件

Ovrimos SQL サーバの配布ファイルから入手可能な sqlcli ライブラリを インストールする必要があります。

インストール手順

PHP で Ovrimos サポートを有効にするには、パラメータ --with-ovrimos[=DIR] を configure スクリプト に指定して PHP をコンパイルします。ただし、DIR は Ovrimos の libsqlcli をインストールしたディレクトリです。

実行時設定

設定ディレクティブは定義されていません。

例 1. Ovrimos SQL サーバに接続し、システムテーブルからデータを読み込む

<?php
$conn
= ovrimos_connect("server.domain.com", "8001", "admin", "password");
if (
$conn != 0) {
    echo
"Connection ok!";
    
$res = ovrimos_exec($conn, "select table_id, table_name from sys.tables");
    if (
$res != 0) {
        echo
"Statement ok!";
        
ovrimos_result_all($res);
        
ovrimos_free_result($res);
    }
    
ovrimos_close($conn);
}
?>
この例は、Ovrimos SQL サーバに接続するだけのものです。

目次
ovrimos_close -- ovrimos への接続を閉じる
ovrimos_commit -- トランザクションをコミットする
ovrimos_connect -- 指定したデータベースに接続する
ovrimos_cursor -- カーソルの名前を返す
ovrimos_exec -- SQL 文を実行する
ovrimos_execute -- 準備された SQL 命令を実行する
ovrimos_fetch_into -- 結果セットから行を取得する
ovrimos_fetch_row -- 結果セットからレコードを取得する
ovrimos_field_len -- 出力カラムの長さを返す
ovrimos_field_name -- 出力のカラム名を返す
ovrimos_field_num -- 出力カラムの (1 から始まる) インデックスを返す
ovrimos_field_type -- 出力カラムの型を返す
ovrimos_free_result -- 指定した result_id を開放する
ovrimos_longreadlen -- long データ型から取得されるバイト数を指定する
ovrimos_num_fields -- カラム数を返す
ovrimos_num_rows -- update 命令により変更された行の数を返す
ovrimos_prepare -- SQL 命令を準備する
ovrimos_result_all -- 結果全体を HTML テーブルとして出力する
ovrimos_result -- 出力カラムを取得する
ovrimos_rollback -- トランザクションをロールバックする