CXXXII. Pspell 関数

導入

これらの関数により、単語のスペルチェックを行い、修正案を提案させる ことが可能となります。

要件

PHP を pspell サポートつきでコンパイルするには、aspellライブラリが 必要です。これは、http://aspell.sourceforge.net/ で取得可能です。

インストール手順

PHP をコンパイルする際に、オプション --with-pspell[=dir] を追加する 必要があります。

Win32 ユーザへの注意: この拡張モジュールを動作させるには、 Windows システムの PATH が通った場所に DLL ファイルが存在する必要があります。 FAQ の "Windows で PHP のディレクトリを PATH に追加するにはどうすればいいのですか?" で、その方法を説明しています。 DLL ファイルを PHP のフォルダから Windows のシステムディレクトリにコピーしても動作します (システムディレクトリは、デフォルトで PATH に含まれるからです) が、これは推奨しません。 この拡張モジュールを使用するには、以下のファイルが PATH の通った場所にある必要があります。 aspell の bin フォルダにある aspell-15.dll

Win32 は、PHP 4.3.3 以降でのみサポートします。また、 aspell バージョン 0.50 以降が必要です。

実行時設定

設定ディレクティブは定義されていません。

リソース型

リソース型は定義されていません。

定義済み定数

以下の定数が定義されています。 この関数の拡張モジュールが PHP 組み込みでコンパイルされているか、 実行時に動的にロードされている場合のみ使用可能です。

PSPELL_FAST (integer)

PSPELL_NORMAL (integer)

PSPELL_BAD_SPELLERS (integer)

PSPELL_RUN_TOGETHER (integer)

目次
pspell_add_to_personal -- ユーザの単語リストに単語を追加する
pspell_add_to_session --  カレントのセッションの単語リストに単語を追加する
pspell_check -- 単語をチェックする
pspell_clear_session -- カレントのセッションをクリアする
pspell_config_create -- 辞書をオープンする際に使用される設定を作成する
pspell_config_data_dir --  言語データファイルの場所
pspell_config_dict_dir --  メイン単語リストの場所
pspell_config_ignore -- 長さがN文字未満の単語を無視する
pspell_config_mode -- 返される提案の数のモードを変更する
pspell_config_personal -- 個人の単語リストを保持するファイルを設定する
pspell_config_repl -- 置換候補を保持するファイルを設定する
pspell_config_runtogether --  複合語を有効な単語の組み合わせとして考慮する
pspell_config_save_repl --  単語リストと共に置換リストを保存するかどうかを定義する
pspell_new_config --  指定した設定に基づき新規辞書をロードする
pspell_new_personal -- 個人の単語リストを有する新規辞書をロードする
pspell_new -- 新規辞書をロードする
pspell_save_wordlist -- 個人の単語リストをファイルに保存する
pspell_store_replacement -- 単語を置換する組を保存する
pspell_suggest -- 単語のスペルについて修正候補を示す