bcompiler_write_exe_footer

(PECL)

bcompiler_write_exe_footer -- 開始位置および exe 形式ファイルのフッタを書き込む

説明

bool bcompiler_write_exe_footer ( resource filehandle, int startpos )

EXE (あるいは実行可能) ファイルは、三つの部分からできています。

PHP インタプリタ・bcompiler 拡張モジュール・保存されたバイトコードを読み込み、 指定した関数をコールためのスタブ (実行可能なコード。たとえばコンパイル済の C プログラムなど)
バイトコード (この場合は圧縮していないもののみが対象となります)
bcompiler の EXE フッタ

bcompiler の CVS 上で examples/embed ディレクトリにある、 php_embed ベースのスタブ phpe.c をコンパイルすることで 適切なスタブが取得できます。

パラメータ

filehandle

fopen() が返すファイルハンドル。

startpos

ファイル内でのバイトコードの開始位置。 ftell($fh) を使用して取得することが可能です。

返り値

成功した場合に TRUE を、失敗した場合に FALSE を返します。

例 1. bcompiler_write_footer() の例

<?php

/* 出力ファイル (example.exe) を作成します */
$fh = fopen("example.exe", "w");

/* 1) スタブ (phpe.exe) を書き込みます */
$size = filesize("phpe.exe");
$fr = fopen("phpe.exe", "r");
fwrite($fh, fread($fr, $size), $size);
$startpos = ftell($fh);

/* 2) バイトコードを書き込みます */
bcompiler_write_header($fh);
bcompiler_write_class($fh, "myclass");
bcompiler_write_function($fh, "main");
bcompiler_write_footer($fh);

/* 3) EXE フッタを書き込みます */
bcompiler_write_exe_footer($fh, $startpos);

/* 出力ファイルを閉じます */
fclose($fh);
?>

注意

警告

この関数は、 実験的 なものです。この関数の動作・ 名前・その他ドキュメントに書かれている事項は、予告なく、将来的な PHP のリリースにおいて変更される可能性があります。 この関数は自己責任で使用してください。

参考

bcompiler_write_header()
bcompiler_write_class()
bcompiler_write_footer()