openlog()は、プログラムによるシステムログへの
接続をオープンします。
文字列ident
は、各メッセージに
追加されます。option
および
facility
の値は、以下で説明します。
option
引数は、ログメッセージの生成時に使
用されるロギング用オプションを指定するために使用されます。
引数 facility
には、ロギングを行う際のメッ
セージ型を指定します。これにより、(使用するシステムのsyslogの設定
に関して)異なった facility を有するメッセージをどの程度処理するか
を指定することが可能になります。
openlog()の使用は必須ではありません。この関数
は、必要な場合にsyslog()により自動的に呼び出さ
れます。この場合、ident
のデフォルト値は
FALSEとなります。
表 1. openlog()のオプション
定数 | 説明 |
---|---|
LOG_CONS | システムログにデータが送信される間にエラーが発生した場合、直 接、システムコンソールに書き込まれます。 |
LOG_NDELAY | 直ちにログへの接続をオープンします。 |
LOG_ODELAY | (デフォルト) 最初のメッセージがロギングされるまで接続のオー プンを遅延します。 |
LOG_PERROR | 標準エラー出力にもログメッセージを出力します。 |
LOG_PID | 各メッセージにPIDをインクルードします |
表 2. openlog() の機能
定数 | 説明 |
---|---|
LOG_AUTH | セキュリティ/認証用メッセージ (定数LOG_AUTHPRIVが定義されているシステムでは、代わりにそれ を使用してください。) |
LOG_AUTHPRIV | セキュリティ/認証 メッセージ(プライベート) |
LOG_CRON | クロン デーモン(cron およびat) |
LOG_DAEMON | 他のシステムデーモン |
LOG_KERN | カーネルメッセージ |
LOG_LOCAL0 ... LOG_LOCAL7 | ローカルでの使用のために確保 |
LOG_LPR | ラインプリンタサブシステム |
LOG_MAIL | メールサブシステム |
LOG_NEWS | USENET ニュース サブシステム |
LOG_SYSLOG | syslogd で内部的に生成されたメッセージ |
LOG_USER | 一般的なユーザーレベルのメッセージ |
LOG_UUCP | UUCP サブシステム |
注意: LOG_USERはWindows環境でのみ使用できるタイプです。
define_syslog_variables(), syslog(),closelog()も 参考にしてください。