以下の規則に基づいて left
と
right
の乗算を行い、結果を返します。
表 1. Variant の乗算規則
もし~なら | このようにします |
---|---|
両者ともに文字列型・日付型・文字・論理型 | 乗算 |
一方が文字列型で、もう一方が文字 | 乗算 |
一方が数値で、もう一方が文字列 | 乗算 |
両者ともに数値 | 乗算 |
どちらか一方が NULL | NULL が返される |
両者ともに空の値 | 空の文字列が返される |
論理型の値は、FALSE が -1 に、そして TRUE が 0 に変換されます。
variant_div()、 variant_idiv() も参照ください。
注意: variant に関するすべての計算関数では、関数のパラメータとして PHP の ネイティブ型 (整数、文字列、浮動小数点数、論理型あるいは NULL) か COM・VARIANT・DOTNET クラスのインスタンスを指定可能です。 PHP のネイティブ型は、VARIANT クラスの コンストラクタと同様の規則を使用して variant に変換されます。 COM および DOTNET オブジェクトは、デフォルトのプロパティの値を variant 値として使用します。
variant の計算関数は、COM ライブラリの同名の関数のラッパーです。 これらの関数についての詳細な情報は MSDN ライブラリを参照ください。 一部の関数は、PHP での関数名が少し異なります。例えば PHP での variant_add() に対応する関数は、MSDN ドキュメントでは VarAdd() となります。