第 1章入門

目次
PHP とはなんでしょう?
PHPにできることは?

PHP とはなんでしょう?

PHP ("PHP: Hypertext Preprocessor" を再帰的に略したものです) は、広く使われているオープンソースの汎用スクリプト言語です。 PHP は、特に Web 開発に適しており、HTML に埋め込むことができます。

この答は簡単ですが、実際どういう意味でしょう? 以下に例を示します。

例 1-1. 初歩的な例

<html>
    <head>
        <title>Example</title>
    </head>
    <body>

        <?php
        
echo "Hi, I'm a PHP script!";
        
?>

     </body>
</html>

PerlやCのような他の言語で書かれたスクリプトとの違いは、 HTMLを出力するために多くのコマンドを記述する代わりに、 何かを行う(この場合はテキストを出力する)コードを埋め込んだ HTMLスクリプトを書くということです。PHPのコードは、"PHPモード" に入っ たり出たりする特別な 開始および終了のタグで括られています。

PHP がクライアントサイド JavaScript のようなものと異なっている点は、 コードがサーバーで実行されるということです。上のようなスクリプトを サーバー上においていたとしたら、クライアントは、スクリプトを実行し た結果を受け取りますが、その出力を作成したコードに関する情報を得る ことはできません。全てのHTMLファイルをPHPで処理するようにWebサーバー を設定することさえ可能で、この場合、ユーザーが袖の内に何があるかを 見分けることは不可能になることでしょう。

PHPを使用する上で最も優れている点は、初心者に対しては非常に分かり 易いと同時に、プロフェッショナルのプログラマに対しては多くの進んだ 機能を提供している点です。PHPの機能を羅列した長い一覧表を読まなけ ればならないのかと心配する必要はありません。PHPはすぐに始められま すし、数時間の内に簡単なスクリプトが書けるようになります。

PHPを使用した開発ではサーバサイドでの動作に焦点が当てられますが、 他にも多くのことが可能です。 PHPにできることは?まで読み進めてみてください。 Webプログラミングのみに関心がある場合には、 簡易チュートリアルきに進んでください。